歯周病

歯周病は、歯ぐきが腫れているだけの歯肉炎と、歯を支えている骨が溶けてしまう歯周炎とに分けられます。基本的に、骨は、溶けると元には戻りません。(骨の再生の技術もありますが、完全に骨を元に戻すのは難しいです。)

健康な歯ぐき


歯ぐきはピンク色で引き締まっています(歯と歯の間は三角形)。

歯周病は、初期の段階では自覚症状がないかもしれません。そのため、通常、気づかないことが多いです。
歯科医院で検査を受けると、歯周病があるかないか、また、その進行具合も分かります。

歯肉炎


歯ぐきは炎症を起こし、赤くなり腫れます(歯と歯の間は丸くなります)。歯みがきをすると出血することもあります。もし歯垢(プラーク)が長い間放置されると、固まって歯石になります。歯石の表面は、ザラザラでデコボコしているため、歯垢(プラーク)の溜まり場となります。 歯肉炎とは、歯ぐきのみの病気(炎症)のため、歯を支えている骨は、溶けていません。

歯周炎

歯ぐきの腫れ(炎症)が何年も続くと、ほとんどの場合、歯を支えている骨が溶け始めます(溶けた骨は、元には戻りません)。これが、歯周炎です(一般的に、“歯槽膿漏(しそうのうろう)”と呼ばれているのは、歯周炎を指すことが多いですが、正式な病名ではありません) 。歯科医院でレントゲン検査等を受けて初めて、正確な歯周炎の診断ができます。

歯周病の進行と悪化

<歯周病の可能性>

歯周病があるかないかを知るには歯科医院で検査を受けると分かります。(骨の具合を知るには、細かなレントゲン検査がとても重要です)
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<初期の歯周病>この段階では、まだ歯肉炎と考えられます

◎わずかな自覚症状:歯をみがくと血が出る 歯ぐきが少し腫れている
(歯ぐきにお薬を塗ったり、殺菌作用のあるうがい薬でうがいをしても、歯の表面から歯垢(プラーク)を完全に取り除くことはできません)
   ↓
歯科医院で歯石を取ってもらったり、おうちでのお手入れをしっかりやってもらうといった一時的な治療で、いったんは改善します
   ↓
その後も、継続的なおうちでのお手入れ、歯科医院でのメインテナンス(定期健診)によるチェックと専門的なお手入れを怠ってしまうと
(喫煙習慣や糖尿病も歯周病を悪化させます)
   ↓
★★★<悪化>★★★

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<進行した歯周病>この段階で、歯を支えている骨が溶け始めて、歯周炎が始まっていると考えられます

◎自覚症状:歯ぐきの腫れがひどくなる 歯ブラシを当てると痛い 指で押すと歯ぐきから膿がでることもあります
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歯科医院で歯ぐきの中を徹底的に洗い流すといった一時的な治療で、いったんは改善します
(歯ぐきを切って膿を出したり、抗生物質を服用してもらうこともあります)
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その後も、継続的なおうちでのお手入れ、歯科医院でのメインテナンス(定期健診)によるチェックと専門的なお手入れを怠ってしまうと
(喫煙習慣や糖尿病も歯周病を悪化させます)
   ↓
★★★<さらに悪化>★★★歯を支える骨はしだいに溶けていきます

深刻な自覚症状:歯ぐきから膿が出る 歯が揺れる 噛むと痛むこともあります
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揺れている歯を接着剤で、隣りの歯に固定したりする一時的な治療で、いったんは改善します。
(これは対症療法であり、揺れを少なくするだけで、歯周炎が治ったわけではありません。また、固定した隣りの歯の負担も大きくなります)
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その後も、継続的なおうちでのお手入れ、歯科医院でのメインテナンス(定期健診)によるチェックと専門的なお手入れを怠ってしまうと
(喫煙習慣や糖尿病も歯周病を悪化させます)
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★★★<抜歯>★★★

そして、最後には、骨が歯を支えていることができなくなり、噛むことが難しくなると、抜歯することになってしまいます。また、支えの骨が完全に無くなり、自然に歯が抜けてしまうこともあります。

歯周病の予防:自分自身を知る

自分自身の「かかりやすさ」を知って、それを改善すれば、予防は難しくありません。

歯周炎は歯周病原性細菌によって引き起こされますが、同じように歯みがきしていても、進行が早い人と遅い人がいます。リスクを減らしていくことがポイントです。リスクを減らす方法を歯科医院で相談しましょう。

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